多摩区歯科医師会の会長に今春、就任した 菊池 伸一さん 宿河原在住 63歳
歯の健康守る、思い強く
○…14代目の会長として会員約60人のまとめ役となった。昨年度には、区内の医師会、薬剤師会と共に「三師会」も立ち上がった。「地域医療の連携を深め、地震や台風などの災害時に区民を守りたい」と思いを話し、情報共有を盛んに行っている。毎年「多摩区健康フェスタ」にも参加。区民に無料で歯の検診を実施している。「歯の健康を守るために、さまざまな講習会などを通じて、知識を伝えていきたい」と意気込みを語る。
○…宿河原出身。稲田小、中学校、生田高校と地元っ子。手先が器用で、生物の科目も得意だったこともあり、高校時代から歯医者を志した。日本大学松戸歯学部に進学。横浜市内の歯科医院への勤務を経て、1988年に登戸で一伸歯科医院を開業。ユーモアを交え、医院名は自身の名前を逆にした。地元に貢献したいという思いで歯医者として歩んできた。「専門用語をかみ砕き、治療方法をしっかり説明する。一人ひとりと丁寧に向き合う。だから35年間も続けられているのかな」と振り返る。
○…大学では、軽音楽部でベースを弾いていた。約20年前からは「つづきジャズオーケストラ」に所属し、県内や都内で演奏をしている。毎年、春は桜を見るため二ヶ領用水沿いを歩く。「桜はいつ見てもきれい。地元住民としては宝。誇りに思っている」
○…母校の稲田中学校の学校医を20年以上務める。保護者に虫歯予防を呼びかける講演会も行ってきた。区民との関わりを深める機会を持ち、歯のことを知ってもらいたいという思いは強い。「歯の健康は、健康寿命が延びることにつながる」と話し、「歯科医師会として一体感を持って、地域に貢献をしていきたい」と今後の展望を笑顔で語った。
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4月18日
4月11日