県立多摩高校(野田麻由美校長)は8月9日、タイのコンケン大学教育学部の日本語教育課程の大学生26人とオンラインで交流を行った。
グローバル人材の育成を目指し国際交流に力を入れる多摩高校。韓国や台湾の高校生と交流する機会はあったが、タイの大学生との交流は初めて。当日は多摩高校の有志7人と、相模原高校生5人も参加した。まずコンケン大学の紹介があり、続いて3〜4人のグループに分かれてグループディスカッションを実施。家族のことやタイ、日本のことなど、日本語で絆を深めていた。
やさしい日本語で
多摩高校の伊藤麻理教諭は、日本語学習者に向けて、やさしい日本語を使うことでより伝わることを説明。「土足厳禁」を「靴を脱いでください」に言い換えるなど、具体例を用いて話していた。伊藤教諭は、「日本語を教えるという国際協力もできた。生徒の刺激にもなったと思う。海外から日本がどう見られているのか、より広い視点で理解することができるようになった」と振り返った。
参加した樋口そらさん(16)は「タイの人と話すのは初めて。完璧な日本語ではなかったけれど、伝えようという気持ちがひしひしと伝わってきた。だから私も英語を恐れず、どんどん交流していきたい」と話した。
藤川日和さん(15)は「話すと、共通点も見つかった。日本のマンガやアニメの話で盛り上がった。タイのタピオカの写真を見せてもらったり、とても楽しい時間を過ごせた」と笑顔を見せた。
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