生田の夏の風物詩「還燈会」が8月26日、4年ぶりに信行寺・春秋苑(南生田)で開催され、約1万5千人が訪れた(主催者発表)。
「還燈会」は亡き人や先祖を偲ぶ行事で今回32回目を迎えた。
故人を偲ぶ「献灯」は午後4時から点灯され、夜には多くの光がゆらめき、幻想的な雰囲気を漂わせていた。
お祭り広場では、和菓子やたこ焼き、金魚すくいなどの露店も並びにぎわいを見せた。
5時30分からは雅楽の演奏が行われたほか、山口教区宗会議員・布教使の桑羽隆慈師による記念法話「心豊かに生きる」が行われ、多くの人が耳を傾けていた。
奉納行事には歌手の島谷ひとみさんが登場。『パピオン―papillon―』『Perseus―ペルセウス―』『亜麻色の髪の乙女』などのヒットソングを歌い、多くの人が聴き入って、大きな盛り上がりを見せた。
還燈会大法要は、雅楽の音が響き渡る厳かな雰囲気の中で執り行われた。
フィナーレでは花火が打ち上がり、周囲からは「きれい」などと声が上がった。近隣に住む70代の女性は、「4年ぶりに生田の夏を感じた。良い時間を過ごせた」と振り返った。
同苑の支配人を務める坂本邦夫さんは、「4年ぶりだったが、地元の人たちも多く来てくれた。やっと、生田の夏の風物詩である還燈会を開催することができて、とてもうれしい」と話していた。
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