子どもへの虐待防止を訴える「オレンジリボンたすきリレー」が、10月22日に川崎市内などで行われた。川崎コースは、至誠館さくら乳児院(多摩区菅稲田堤)、白山愛児園(麻生区)の2つのスタート地点から各区の中継点を経由しながら市内を横断、象の鼻パーク(横浜市)をめざした。
11月の児童虐待防止推進月間にあわせ、養護施設や団体の関係者らがオレンジ色のたすきをかけて駅伝形式でつなぐこの取り組み。2007年から東京と神奈川で始まり、16年に川崎コースを開設。今年も市内2ルートでランナーが虐待防止を呼び掛け力走した。
「高止まり」か
昨年度に市内3カ所の児童相談所と川崎市が受け付けた児童虐待相談通告件数は5598件で、前年度よりも234件減り10年ぶりに減少に転じた。しかし、児童虐待応対ダイヤル「【電話】189」の普及や警察との連携で周知が進み、高止まりしているとの見方もある。
市こども未来局の担当者は、「件数が減ったから虐待が減少しているとは一概にいえない。今後も支援の強化が必要」と話した。
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