生田緑地南側にある入り口の一つ「野鳥の森口」に昨年12月11日、県立向の丘工業高校(堰)の3年生有志が手作り看板を設置した。
生田緑地マネジメント会議(松岡嘉代子会長)と同校が連携し2020年度から継続する取り組み。同校の看板設置は「長者穴口」「戸隠不動口」「おし沼広場前口」に続き4カ所目となった。
今年度はメンバー7人が春から製作してきた。看板上部には、野鳥のエナガが木に止まっている様子を彫刻刀で彫って表現した。自然との一体感にこだわり、落ち着いたデザインを心掛けた。また、近くにある「おし沼広場前口」との統一感も意識したという。
リーダーを務めた石塚昇吾さんは「意見が食い違うこともあったが、みんなで協力して完成度の高い看板を仕上げられた」と胸を張った。副リーダーの荒龍矢さんは「本当に貴重な体験ができた。卒業してからも生田緑地を訪れたい」と笑顔を見せた。
松岡会長は「毎回、看板の出来に感動している。本当に素敵な看板になった」と高校生に感謝を伝えていた。同緑地整備事務所の安田洋信所長は「若い方々の力で、緑地の魅力が向上する取り組み。5カ所目も期待したい」と話した。
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