意見広告・議会報告
市政報告 生田山の手地区で『相乗りタクシー』の運行実験が始まります 川崎市議会議員 かがみ まさひこ
私もメンバーである「生田山の手自治会内の交通問題推進協議会」では、令和4年のオンデマンドタクシーの実証実験を経て、改めて本格運行に向けた試験運行のためのコースや停留所、時刻表の策定などの検討を行ってきました。しかしながら、対象地域は道路が狭く、乗車定員が少ない車両にせざるを得ず、仮に全ての便が最大乗車定員であっても運賃収入だけでは採算確保が難しく、協賛企業や店舗からの支援が必要不可欠な状況でした。
そのような中、生田駅に乗り場を構えるタクシー会社「生田交通株式会社」が、限られたタクシー車両でより多くのお客様を輸送したいとの思いがあることを受けて、このたび、「あいのりタクシー『山の手号』」の運行実験を行うことになりました。
本実験では、課題の大きい生田駅から居住地域への登り坂のルート(片道)で行うもので、主なポイントは、同じ降車場所に行きたい方2名で相乗りすることで、一人250円の料金で利用できることです。コースと降車場所を予め設定、ご自宅へは最寄りの降車場所から徒歩で帰宅していただくこととなりますが、当該地域における標高が高い地点を降車場所に設定していますので、ご自宅まで坂道を上ることがないような配慮をしています。
本試験運行は、運転手不足という社会課題解決の一助となる全国でも珍しい仕組みであり、他地区への水平展開も期待されるものです。生田山の手地区にお住まいの方は、ぜひご利用ください。
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