意見広告・議会報告
市政報告【5】 来年度予算を審議する第一回定例会終了 〜新人議員1年目の総決算として〜 みらい川崎市議会議員団 田倉俊輔
3月18日に閉会した来年度予算を審議する議会をもって議員1年目の職責を果たすことができました。引き続き市政の前進に全力を尽くします。
子育て応援駐車場・駐輪場について
11款1項1目、区政総務費について、昨年12月の第5回定例会で、本市で子育て応援駐車場をつくる必要性について市長に直接伺いました。特に区役所は出生届など出産に際しての手続きを行うだけでなく、3カ月〜5歳までの5回の健診のうち2回は訪れる必要がある、子育てをする上で公共施設として重要な役割があることから、次年度予算の区政総務費の中で、多摩区役所で子育て応援駐車場をつくる予算が確保されているか、加えて、私の指摘を受けどのような対応が行われたのか市民文化局長と多摩区長に質問致しました。
市は、誰でも使いやすい庁舎を目指して環境整備を進めているので子育て世代を優先する予算の確保をしていないと明言しましたが、区役所駐車場の「大型」と表示された区画について大型車専用ではない旨を新たに表示したとの答弁でした。
これに対し私は、12月の質問後のまちづくり局を中心とするバリアフリー部会で子育て応援駐車場について取り上げられたことに言及。障害者差別解消法2条1項が「障害の定義」に「障害」だけでなく「社会的障壁」を含めている意義は、弱い立場の人に合わせてまちづくりをしていけば、相互に合理的配慮をすることでお互いが心地よく生活できるという趣旨なのではと主張し、改めて子育て応援駐車場の整備を求めました。
また、私の視察とその後の議会局調査課を通じて行った調べで、神戸市では平成30年より「子育て環境の充実」施策の一つとして、子育て応援駐車場に加えてチャイルドシートを付けた幅の広い自転車の駐輪場を整備していると指摘。本市でもこうした取組を踏まえ、子育てしやすいまちづくりに向け一層、取り組むべきと、こども未来局長に質問致しました。
公園緑地・街路樹の維持管理について
令和6年度川崎市予算案では、魅力にあふれる公園緑地のパークマネージメントとして、公園緑地等の利活用と管理運営の推進を掲げ23億4226万7000円と巨額の予算を提示していることから内訳を確認。また、具体的に樹木の剪定について、11款1項1目の区政総務費の委託料が1億8076万1000円増額されることから、その目的と各区への配分方法、来年度実施される緑化フェアを意識したものとなっているのか質問。
緑化フェアの大きな目的が、フェアを契機に本市が進めてきた市民との緑のまちづくりの協働を一層強化し、次世代への財産として伝えていく事と考え、街路樹の維持管理は市民協働の取組である100mを1ブロックとした公園愛護会の拡充こそが重要と指摘。私見として、市民による自主的な管理運営の取組が進まない一因は、現在の制度では愛護会が行うことができるのは除草清掃といった補助的な活動のみで、例えば葉牡丹位は植えて良いといった自主的な創意工夫を楽しめないことにあると思います。
来年度に予算化はされていないとのことでしたが、100年後の未来を見据え、市民が街の緑に積極的にかかわることができる工夫をお願いして、質問を終えました。
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12月20日