意見広告・議会報告
県政報告㉙ 高知県で木々に囲まれた生活を実感 神奈川県議会議員 小林たけし
かつてサラリーマン時代に、転勤で3年弱暮らした高知県を再訪しました。高知県は県土の84%(神奈川県は39%)を森林に覆われており、その比率は全国一。今回は、梼原町の「雲の上の図書館」を訪ねました。県議会の令和5年度文教委員として、子供を育てる一人の親として、そして何よりも一人の読書好きとして、以前から気になっていた施設です。入口の貼り紙には「素足で木の感触をお楽しみください」と書かれていたので、遠慮なく靴下も脱ぎました。木に囲まれて本に向き合える環境は、川崎市に住む私たちには大変贅沢です。また、そんな環境で本に親しむ子供たちは自然と本が好きになるのではと思います。
梼原町には図書館を始め、建築家の隈研吾氏によって設計された、木をふんだんに使った建物が多くあります。そうした環境下で、同町では太陽光発電、太陽熱の他に木質バイオマスを活用し、ボイラーで木材を燃やすことで電力を作る脱炭素推進地区という側面もあります。燃料となる木材は燃やす際に二酸化炭素を排出します。しかし、木々が成長の過程で二酸化炭素を吸収するので、二酸化炭素排出量は実質ゼロとなるクリーンな発電方法でもあるのです。
神奈川県と高知県は産業構造が大きく異なりますが、山々の多い県西部では共通点もあります。何か一つでも神奈川県のために応用できるものはないかを考えてみようと思います。
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12月20日