意見広告・議会報告
県政報告㊱ 津久井やまゆり園事件追悼式 神奈川県議会議員 小林たけし
7月26日は、8年前に相模原市緑区の津久井やまゆり園で殺傷事件が発生した日です。神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」の元職員・植松聖(当時26歳)が、同施設に刃物を所持して侵入し入所者19人を刺殺、入所者・職員計26人に重軽傷を負わせた凄惨な事件です。この事件を機に神奈川県と県議会が力を合わせて策定したのが、「ともに生きる」神奈川憲章です。
私はこの憲章に関心を持ち、「ともに生きる」青Tシャツを着用することがあります。しかし、原点である津久井やまゆり園は訪れたことがなく、現場を見なければとの想いがありました。そこで所管する厚生常任委員会の委員ではないのですが、先輩の県議に相談の上で同日の追悼式に出席させて頂きました。
「意思疎通の出来ない者は生きる価値はない」。植松聖死刑囚の発言を、当日の式辞の中で黒岩祐治知事が引用しました。まさに身の毛がよだつ思いで、背筋が凍りました。しかし、その後も県の直営である中井やまゆり園での入居者虐待事件を始め、不祥事が後を絶ちません。まだまだ憲章の理念普及は道半ばです。しかし憲章に書かれた「誰もがその人らしく暮らすことのできる地域社会の実現」に向けて、理念の普及に加え率先実行することが県議会議員に課せられた役目であるとも理解しています。近道はありませんので、一歩一歩理念と実行両面から取り組みます。
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12月20日