第31代川崎西税務署長に7月10日付で就任した 千葉 隆史さん 麻生区上麻生在勤 59歳
「縁」支えに署員をけん引
○…「心身の健康、笑顔と思いやりを大切に。チームワークよく問題意識をもって日々取り組んでいこう」。約90人の職員の前で心構えを説いた。キャッシュレス納付や租税教育など推進すべきことも多い。「正直者が損をするようなことがあってはいけない」と、適正公平な課税・徴収の実現に向け、気持ちを引き締める。目指すのは常に正しい判断ができる署長。署員の意見に耳を傾け、事柄の全体像を把握できるように努める。
○…消費税など間接諸税の事務から、インターネットを利用して手続きを行う「e-Tax」の利用促進などPR活動を担う広報官まで、携わった仕事は多岐にわたる。国税局の調査部門では日本有数の企業に足を運んだ。異なる立場からの主張をすり合わせ、理解が得られた時の達成感は忘れられない。「普段は建物の中にも入れないような大企業の方から話を聞ける機会は貴重なものだった」と懐かしむ。
○…高校時代は一目見た時の衝撃から、バンカラ応援団に入団した。10曲以上あった応援歌を1週間で覚えられるよう、友人からテープを借りて何度も反復。昼も放課後も練習に捧げる熱い青春時代を送った。故郷・岩手県で行われる還暦祝いの同窓会で旗を振る予定も。旧友との久々の再開に今から心を躍らせる。
○…多摩区、麻生区は「ウェルカムな雰囲気で人が温かい」。管内を日々開拓中で、趣味も兼ねて岡本太郎美術館などにも足を運ぶ。人生のモットーは、「一期一会」。職業柄、人事異動は付き物だが、行く先々で苦楽を共にした仲間との関係性は尊いもの。「今一緒に働いている中には、かねてからの顔なじみも多い。心強さは計り知れない」と結ばれた縁に感謝しながら、市民のために尽力していく。
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12月20日