第33回「川崎市民ゴルフ選手権大会」の決勝が9月13日に川崎国際生田緑地ゴルフ場で開催され、多摩区長沢在住の高校3年生・松澤光春さんが男子の部で優勝を飾った。同大会では最年少での優勝となる。
市内在住、在勤のアマチュアゴルファーが参加する同大会。男子の部決勝には、予選を通過した37人が出場した。
初出場での快挙に松澤さんは「素直にうれしい」と喜びを語る。実力者揃いの最終組でのプレーにスタート前から緊張をしていたそう。思うように体が動かず、前半9ホールでは上位入賞も厳しい状況だったという。しかし「逆に振り切ってのびのびとプレーができた」と松澤さん。前回のチャンピオンと同スコアで迎えた最終ホール。平常心を保ち、2打差で逆転優勝を決めた。「以前の自分だったらプレッシャーに負けていたと思う。成長を感じた」とはにかんだ。
松澤さんが両親の影響でゴルフを始めたのは2歳のとき。以来、脇目も振らず、独学で修練を積んできた。「スコアをつくるための戦略を練っていくのが楽しい」と笑顔を見せる。伸び悩んだときもあったが「辞めたいと思ったことは1回もない」ときっぱり。現在は難関大学の受験に向け、ゴルフと勉強の両立に励む。「大学に行ってもゴルフは続けたい。厳しい世界なのは理解しているが、実力をつけ、プロテストに挑戦できれば」と展望を語った。
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