神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区・麻生区版 公開:2024年10月25日 エリアトップへ

多摩区栗谷中田さん 手作りかごで笑顔届け ハロウィーンの恒例に

文化

公開:2024年10月25日

  • X
  • LINE
  • hatena
牛乳パックで作ったカラフルなかごを見せる中田さん
牛乳パックで作ったカラフルなかごを見せる中田さん

 多摩区栗谷の錦ヶ丘こども文化センターで10月12日に行われた恒例行事「こ文deハロウィン」。集まった約100人の子どもたちは仮装姿で周辺を巡り菓子を集めた。受け取った菓子を入れるためのかごは、近隣に住む中田フミさん(88)が一つ一つ手作りしたものだった。

 中田さんは80歳まで都内で調理業務をして働いていた。仕事に区切りを付けると「時間が空いてしまって、なんだか物足りなくて」。同センターと同じ建物にある「老人いこいの家」にほぼ毎日通うようになった。手先の器用な近所の人から教わった折り紙。その後、牛乳パックを組み立て、折り紙を貼ったかごを手作りするように。「だんだんと作る数が多くなって。最初は周りの人に配っていた」と中田さん。ハロウィーン行事で使用されるようになったのは約5年前。毎年春頃から約100個を作った。「コツコツと一つずつ仕上げることが楽しくて。生きがいになった」

 作ったかごを持った子どもたちがわくわくした表情で菓子を受け取る姿を見たことも、続けてこられた理由だった。「手が痛いときもあったけど。笑顔を見るのが楽しみでね」。そんな中田さんも高齢であることを踏まえ、ハロウィーンのかご作りは今年で区切りをつける。「周りと協力しながら、少しは作ってもいいかな」と笑った。

菓子を受け取る児童
菓子を受け取る児童

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

多摩区に子育て総合拠点

川崎市

多摩区に子育て総合拠点

25日開所 市内4カ所目

11月22日

インフルエンザが流行期

インフルエンザが流行期

麻生区、川崎区で急増

11月22日

わんわんパトロール始動

多摩区

わんわんパトロール始動

愛犬と共に地域見守り

11月15日

市議と若者が意見交換

川崎市

市議と若者が意見交換

「政治参加意識」醸成狙い

11月15日

佳子さま、緑化祭で川崎に

佳子さま、緑化祭で川崎に

地元中学生と記念植樹

11月8日

「登戸の渡し」復活に沸く

「登戸の渡し」復活に沸く

約70年ぶり 一日限定で

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 10月25日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook