プロ野球ドラフト会議が10月24日に都内で開かれ、桐光学園高校(麻生区栗木)の森駿太選手(17)が中日ドラゴンズから3位で指名された。
同校視聴覚室に設けられた会見場ではスクリーンに会議の様子が映し出され、本人は別室で野球部の野呂雅之監督や父母と共に様子を見守った。会議が始まり、約1時間半が経過した午後6時15分頃。中日の3位指名が読み上げられると会見場に森選手が姿を現した。
会場に集まった報道陣や野球部員、学校関係者らの前で森選手は「このような(上位の)順位で選んでいただきとても光栄に思う」とあいさつ。「自分の夢であり憧れであったプロ野球選手。夢を夢で終わらせないためにも、これからも目標を高く設定し、現状に満足せず、プロの世界でより高い位置を目指せるよう日々取り組んでいく」と意気込みを語った。中日の印象を聞かれると「地元に根づいた球団」と答え、「結果を出し続け、長く応援される選手になりたい」と話した。
高校3年間は、自宅のある横浜市青葉区から自転車で通学した。「毎朝、柿生駅まで出て、川沿い(片平川)を走ったことが、(麻生区での)一番の思い出」と振り返った。吉報を共に待った母親の美幸さんは、「本人が決めてプロ志望届を出したことで息子の成長は目に見えていたので、指名されてもされなくても、どんな道であろうと楽しみでしかなかった。でも、今になってこの先のことを考えると、ようやく緊張してきた」と笑顔を見せた。
森選手は父・敦士さんの影響で小学1年の時に地元青葉区のチーム・桜台ジュニアで野球を始め、中学時代は横浜緑ボーイズに所属。188cm、91kgの体格を生かした長打力が持ち味で、高校通算48本塁打の大型内野手として注目を浴びた。右投左打。
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