元JUDY AND MARYのドラマーで、溝口駅前でのステージ設置プロジェクトに奔走する 五十嵐 公太さん 高津区在住 61歳
誰もが音楽、楽しめる場へ
○…「仮にたった5cmの高さでも、上がればそこは特別な場所。ものすごい興奮やドキドキ、楽しさ、責任を体験できる」。”ステージ”という場所が生み出す特別な体験を皆にしてもらい音楽や自分の存在を肌で感じてほしいと熱く語る。約1年前から溝口駅前のステージ設置を地元関係者らと構想。準備会会長として奔走し完成イベントは目前に。「色んな人が発信する場になれば」
○…『そばかす』などの名曲を生み、絶頂の人気で解散まで駆け抜けたJUDY AND MARYのドラマー。東高津小、高津中を卒業し、高校生活で憧れたバンド活動はまさかの校内禁止だったが「ダメと言われたらやりたくなる」。学外バンドでドラムと出合い熱中した。プロのバンドの厳しさも経験しジュディマリは自身3度目のメジャーデビュー。人気の中も実力を上げるためバンドは「少しずつ」舞台を広げる道を選び次第にその勢い、実力は最高潮に。「毎日が楽しみでしょうがなかった」。武道館やスタジアムいっぱいに人が広がる光景も「広さを感じない」。ステージは培った自信を反映した。
○…地域活動の契機は5年前の台風。高津区内での浸水被害で黙々と片付ける人々に「手伝いたいのに繋がりがなく声をかけられなかった」。もどかしさを感じていた頃、社会奉仕団体の川崎西RC(ロータリークラブ)への加入が分岐点に。地域と繋がりが広がり「すごく面白い。自分が何に満足するか見つけるきっかけにもなった」
○…現在はドラムとバイオリンのデュオにも邁進し、能登の被災地へのチャリティーライブも開催。音楽を通じ社会や誰かに貢献することが今の活動であり目標だ。「川崎は人と人が近くエネルギーがある。音楽のまち・かわさきを溝口から盛り上げていけたら」
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11月8日