神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区・麻生区版 公開:2024年11月29日 エリアトップへ

年間1万人以上に絵本読み聞かせを行う「りぷりんと・かわさき」の代表を務める 渡邉 晴子さん 多摩区栗谷在住 79歳

公開:2024年11月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
渡邉 晴子さん

絵本で三方良しの幸せを

 ○…多摩区内の保育園などで年間約400回、1万人の子どもたちに絵本読み聞かせを行う。物語の世界に引きこむ話し手は、60歳以上のシニアボランティアたち。「活動は生きがい。人とつながり、認知症予防など、健康作りになっている」と目的を語る。2006年の発足以来、継続的な活動が認められ、(公財)ソロプチミスト日本財団から社会ボランティア賞を先月受賞した。「シニア、子ども、そして保護者たちも。『三方良し』となる幸せな場を続けていきたい」

 ○…昔から子どもが好きだった。小学校教諭を務め、結婚後は専業主婦に。2人の男の子を育て上げた。60代となり父の介護が落ち着くと時間が空いた。「子どもと接するボランティア」に心躍った。その思いは今も変わらず、仲間と共に工夫を凝らしている。

 ○…航海士だった亡き夫は結婚生活の半分を海の上で過ごした。「遠くにいたけれど、いつも気にかけて、見守ってくれた優しい人」と偲ぶ。「夫が見ていた大海原を見たい」と1人で世界一周の船旅に出掛けたのはコロナ直前。世界の人とふれあい、交流を持った。「船内でのイベントも多くて。実はあまり海を見ている時間はなかった」と茶目っ気たっぷりに笑顔を見せる。

 ○…「りぷりんとさん!」とまちで声をかけられる。保護者からは感謝の言葉をもらう。「メンバーはみんな子どもたちからエネルギーをもらっている」。声のトーンや読む速さなど、まだまだ練習の日々は続く。「重たい絵本を持っているために体力も必要よ」。絵本探しに歩くことも健康の秘訣。宝物だという子どもからの感想文は活動への励み。どうしたら絵本に込められたメッセージを伝えられるのか。思いを巡らせる。

多摩区・麻生区版の人物風土記最新6

渡邉 晴子さん

年間1万人以上に絵本読み聞かせを行う「りぷりんと・かわさき」の代表を務める

渡邉 晴子さん

多摩区栗谷在住 79歳

11月29日

鈴木 蓮さん

イルミネーション企画「kirara@アートしんゆり2024」の点灯式でトリを務めた歌手の

鈴木 蓮さん

麻生区片平在住 30歳

11月22日

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

多摩区登戸在住 73歳

11月15日

五十嵐 公太さん

元JUDY AND MARYのドラマーで、溝口駅前でのステージ設置プロジェクトに奔走する

五十嵐 公太さん

高津区在住 61歳

11月8日

岡 洋之さん

フットゴルフのシニア日本代表としてアジアカップの団体戦で優勝に貢献した

岡 洋之さん

麻生区上麻生在住 51歳

11月1日

倉田 竜太郎さん

秀でた技術で今年度の「刀剣研ぎ」日本一の座に就いた

倉田 竜太郎さん

高津区在住 48歳

10月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月29日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook