麻生区・香林寺の境内で毎朝体操を続けてきた「香林寺五重の塔 生命(いのち)の体操の会」が記念誌を発行し、11月19日に麻生スポーツセンターで発表会が行われた。体操創案者であり指導者の小松正治さん(76)や、井上正樹会長(82)ほか会員約10人が完成した記念誌をめくりながら、会での思い出などを語り合った。
同会の始まりは20年ほど前。合気道の師範で、同寺で毎朝体操をしていた小松さんに地域の人が声をかけて指導を仰いだのがきっかけ。以来毎日活動は続き、メンバーも増えた。今では平均年齢80歳を超えた会員たちの健康の源になっている。
記念誌は体操の内容やメニューの変遷、会員の寄稿などが43頁にわたり綴られる。発表会では小松さんが会員一人一人に記念誌を渡し「これだけ長く続けてこられたということは効果があるということ。また体操だけでなくこのコミュニティーの雰囲気が良いことも重要な要件」と述べた。
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