片平こども文化センター(麻生区/大浪よし子館長)に通う児童12人が12月9日、近隣の特別養護老人ホームの利用者たちの前でオリジナル曲を発表した。歌声を聞いた利用者たちは手拍子をしながら、「かわいいね」「ずっと見ていたい」と優しい笑顔を浮かべた。
市制100周年を機に形に残るものを、と始まった曲作り。NPO法人児童育成会コッコロが運営する6つのこども文化センター、わくわくプラザに通う児童からキーワードを募集した。集まった言葉をもとに、大浪館長ら職員が作詞、作曲。歌詞には「ランドセルと一緒にレッツゴー」「友達とケンカしても明日には仲直り」など、施設に足を運ぶ際の弾んだ気持ちや、友情を描いた言葉が並んだ。
完成した曲は11月のあさお福祉まつりで初披露。その後も区内の福祉施設に足を運び、歌で元気を届けている。大浪館長は「地域に根付き、お年寄りを大切にする心を育ててもらえれば」と期待を寄せた。
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