生田緑地にある「水生植物観賞池南口」(宮前区初山)に12月16日、県立向の岡工業高校(多摩区堰)の3年生有志7人が手作りの入口看板を設置した。
生田緑地には、約30カ所の入口がある。生田緑地マネジメント会議(松岡嘉代子会長)により、主要な入口には名称が付けられている。同会は2020年度から同校に依頼して名称看板を製作、設置している。今回の設置は「長者穴口」「戸隠不動口」「おし沼広場前口」「野鳥の森口」に続き5カ所目となる。
生徒らは今春から準備を開始。同観賞池内に水車があることを見つけた。さらに近隣に公園があることにも注目し、子どもたちにも楽しんでもらおうと、看板にくるくると回る水車のモチーフを取り付けた。リーダーの森下眞光さん(18)は「手で触れて物作りの面白さを知ってもらえたら」と話す。副リーダーの藤田直弥さん(18)は「自然と一体になるよう、落ち着いたデザインに。みんなで力を合わせ形になり良かった」と笑顔を見せた。
同緑地整備事務所の松本茂人所長は「生田緑地は広いので、道標となる看板を若い人たちが一生懸命作ってくれることは大変ありがたい」と述べた。松岡会長は「面白いアイデアで、工夫を凝らしてくれた。今後社会人になっても誇りにしてほしい」と語った。
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