神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

川崎市 「ことラー」2期生募集 アートを介して人をつなぐ

社会

公開:2025年1月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
「ことラー」(右)が企画したアートの鑑賞ツアー
「ことラー」(右)が企画したアートの鑑賞ツアー

 川崎市は、市内の文化資源を使ってコミュニティーを活性化する「アートコミュニケータ」(略称ことラー)の2期生30人を募集中だ。

 高齢化社会を背景に、政府は20年に閣議決定した「骨太の方針」などの中で、現代人の孤独やストレスに対処するため薬ではなく人とのつながりを「処方」する「社会的処方」の重要性を打ち出している。これを受けて市は東京芸術大学と提携し、アートを介してコミュニティを育むプロジェクト「こと!こと?かわさき」を昨年度からスタートさせた。

 具体的には、全ての人が文化を楽しめる「アートコミュニティー」へと市全体が進化することを目指し、市内の美術館や博物館、パブリックアートや史跡などを舞台に、人と人がつながる機会を創出していくという。結果的にプロジェクトの成果が、生田緑地に移転される「川崎市市民ミュージアム」の新たな事業に継承されることも期待される。

 市はプロジェクトを推進する人材として、計100人の「ことラー」を育成する予定。昨年4月から40人が1期生として活動中で、基礎講座や実践講座を通して「アートコミュニケータ」としてのスキルを学んだ後、秋からはチームを組みアートの鑑賞ツアーなどを実行している。

 麻生区の飛び地・岡上にまつわる学びのツアーを町田市の西澤正彦さん(79)らと共に企画した宮前区の西村和子さん(63)は、改めて地域とつながりたいと思い、「ことラー」に挑戦したという。「初めて学ぶことがたくさん。新しい世界が開けました」

 「ことラー」の応募条件は川崎市内で活動する意欲のある18歳以上(4月1日時点)の人で、主な活動拠点となる新百合トウェンティワンホール(麻生区)に参加可能なこと。登録は最長3年間まで更新可能。交通費や謝礼は支給されないが、講座やワークショップに無料で参加できる。

 所定の応募用紙に記入の上、応募動機を作文にまとめ、市の市民文化振興室に郵送する(2月4日(火)必着)。

 詳細は市のホームページ【URL】https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000171070.html。

活動報告のパネル前に立つ西村さん(右)と西澤さん
活動報告のパネル前に立つ西村さん(右)と西澤さん

多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6

やまゆりで活動発表会

強い姿、地域に見せる

強い姿、地域に見せる

多摩警察署で武道始式

1月24日

多摩区は「御殿様」「花冠」

#かわさき推しメシ

多摩区は「御殿様」「花冠」

最高賞は幸区の「ほっぺ」

1月24日

『八月の鯨』を公演

劇団民藝

『八月の鯨』を公演

2月8日から 新宿で

1月24日

園児の作品で彩りを

川崎市アートセンター

園児の作品で彩りを

施設周知に期待寄せ

1月24日

新体制が発足

川崎JC

新体制が発足

1月24日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 1月17日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook