麻生区細山にあるそれいゆ保育園で3月8日、在園児や卒園児、地域の人ら約120人による敷地内の緑化が行われた。
同園の開設10周年を記念し、地域支援事業として実施された。当日は、記念樹として植えられたシラカバに土を被せ、周辺にさまざまな彩りを加え、周年を祝った。「子ども探索の庭」と名付けた場は、イロハモミジなどで季節を感じながら遊べるように。そのほか、香り豊かなレモンタイムや、ふわふわした触り心地のラムズイヤーなども敷地内に植えた。在園児の母親は「子どもと一緒に自然豊かな環境を整備できて、良い思い出になった」と話した。
この事業の実施に向けては、(公財)都市緑化機構と(一財)第一生命財団が主催する第35回「緑の環境プラン大賞」に計画を応募した。自然とのふれあい、地域との交流を行うことで、子どもたちの感性を伸ばし、五感をより豊かにすることを目指す点などが評価され、ポケット・ガーデン部門でコミュニティ大賞を受賞。その助成金を活用した。
同園の近藤啓太園長は多くの人の協力に感謝を示し、「植樹を通じて、地域の輪も育てていきたい」と呼びかけた。
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