意見広告・議会報告
市政報告 南武線のワンマン運転化の中止を 日本共産党 川崎市議会議員団(多摩区)井口まみ
3月15日から南武線のワンマン運転化が実施され、車掌がいなくなったことをご存じですか。いずれ根岸線や山手線までワンマン化する予定です。南武線は総延長35・5Km。71カ所の踏切があり、うち41カ所が川崎市内です。頻繁に事故が起こり、毎日のように踏切の直前で急停車するような路線です。にもかかわらず、「運転席にモニターをつけてホームの安全は確認できる」として、安全対策を運転士一人に任せるというのは大変な問題です。踏切で異常があると運転士が線路に降りて確認している間、車掌が車内放送や駅などと連絡を取るなど、今でも慌ただしく対応していますが、満員なら一千人もいる乗客の安全対策を運転士一人でできるのでしょうか。駅によって流していた「丘を越えて」(稲田堤駅)や、ドラえもんのテーマソング(登戸駅)、「ジュピター」(武蔵溝ノ口駅)などはなくなります。運転士では最後尾にあるホームのボタンを押せないためです。
市長は「注視する」というのみ
私は昨年12月の議会で、安全に大きな不安があるワンマン化は中止するよう、川崎市からJRに申し入れるよう質しましたが、市長は「JRの動向を注視する」と述べるだけでした。
一方、南武線の各駅で駅の改善を求めてきた運動団体の皆さんが連名でワンマン化をやめよと声を上げました。JRが「人員配置の効率化」とはっきりと書いているように、ワンマン化は人員削減が目的です。これまでにもJRは重大な事故を起こすたびに、安全が二の次になる会社の体質が問題になってきたのではないでしょうか。このまま見過ごすことはできません。すでにワンマン化は始まっていますが、車掌さんを復活させるまで諦めずに議会でも取り上げ、運動をしていきたいと思っています。皆さんのご意見をお寄せください。
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3月14日