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脳神経外科 最近「片頭痛」が気になります解決方法はありますか?
コロナ禍以降、生活環境の変化やテレワークの普及により、頭痛に悩む方が増えています。その頻度や程度は人それぞれ。中でも、罹患者が増加傾向にあるのが「慢性的な辛い頭痛」です。
その代表格として挙げられるのが「片頭痛」。これは脳内の血管の拡張や炎症、神経伝達物質の変化などが原因で起こるとされています。その特徴は、脈打つようなズキンズキンとした痛み。さらに吐き気、光や音過敏を伴うこともあります。激しい痛みを感じることもありますが、命に関わるものではありません。
このように、頭痛の辛さと危険度は必ずしも一致しません。どのような頭痛であっても、適切な診断を行うためには、丁寧な問診が不可欠です。
頭痛の診断では、主に「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分類されます。一次性頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛などの辛くても危険ではない頭痛を指し、薬物療法を中心に治療を行います。一方、くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎などによる二次性頭痛は、危険な頭痛を含むため早期発見・早期治療が重要です。
近年、片頭痛の予防薬として、ヒト抗CGRP受容体モノクローナル抗体製剤という新たな薬が登場しました。この薬は、片頭痛の発作時に過剰に放出される特定の物質の働きを抑えることで、頭痛の発症頻度や程度を軽減するといわれています。当院でも扱っており、従来の予防薬で効果が得られなかった方や、副作用が心配な方にとっても新たな選択肢となる可能性があります。
頭痛の原因は多岐にわたるため自己判断は禁物です。些細なことでも専門医にご相談ください。
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3月14日