意見広告・議会報告
市政報告 防災備蓄倉庫の見える化と備蓄品の充実を 公明党川崎市議会議員団(多摩区) 河野(こうの)ゆかり
令和7年度を前に市議会予算審査特別委員会が開催され、質疑に立ちました。その一部を報告します。
指定避難所174カ所の防災備蓄倉庫には多くの備蓄品がありますが、スペースが狭く、場所によっては整理が必要な状況です。
私は、これまでも備蓄倉庫の「見える化」を提案してきました。新年度予算では、災害時のトイレ対策として指定避難所174カ所へ携帯トイレの追加備蓄が示され、合計約210万個を備蓄予定で使用期限は7年です。また、生理用品は約25万枚、紙オムツは乳幼児用が約12万枚、大人用約3万枚を備蓄し使用期限は5年です。
調乳無しで授乳できる「液体ミルク」は1344本備蓄し、期限が18カ月と短期です。これらの備蓄品と、有効活用計画の「見える化」への状況を質問しました。
市は、携帯トイレの有効活用について具体的な手法を検討し、紙オムツや液体ミルクは市内の乳児院や保育園等の社会福祉施設等と調整する、と答弁。更に、備蓄倉庫の「見える化」については、「備蓄倉庫内のレイアウト図」や「備蓄品の一覧表」等を掲示している避難所の情報等を共有し、改善していく、と回答しました。
災害時の備蓄品を無駄にすることなく、利用しやすい備蓄倉庫の環境づくりに取り組んで参ります。
「生理の貧困」の問題について
「生理の貧困」の問題について、私は令和3年に、市立小中学校・高校等の女子トイレへの生理用品の配備を市長に要望。その後の経過も質しました。
教育長は、安心できる学校環境づくりを進めるため生徒の声を聞き、備蓄の生理用品の活用を推進していく、と答えました。市立学校トイレへの生理用品の提供がようやく進むことになりました。
子育て環境づくりの推進
スマホで予約ができる一時預かり保育のデジタル化を求めてきましたが、この度、令和7年度予算において事業者を選定し、運用を開始することが明確になりました。
私は、約85施設で実施する一時保育について、空き情報の提供や電話予約、キャンセル待ち情報などが全てデジタル化することで、施設側の多大な負担となっていた報告書類や補助金申請書類等のはん雑さが軽減する事を確認。更に、現場の意見を反映することや「かわさき子育てアプリ」との連携利用も提案しました。
JR南武線発車メロディ
JR南武線8駅に流れていたご当地発車メロディが、南武線のワンマン化により無くなることについても、市の対応を求めました。
「声をカタチに」新年度も取り組んで参ります。
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3月28日