意見広告・議会報告
市議会報告 2025年春号 みらい川崎市議会議員団 私たちは「川崎の次の100年」に向けた施策をチェックする政策集団です
【こども】子どもたち等の団体は引き続き減免に!
学校の運動場、体育館、及び特別教室の施設開放について、4月から予約システム及びスマートロックの導入に伴い、利用者はこれまでの施設利用料に加えて、システムの運用保守等に係る経費として、新たにシステム使用料も負担することになります。市は当初、システム使用料は減免対象を設けず、利用者から一律に徴収する方針でしたが、施設利用料と同様に私たちの指摘により、障害者及び子どもの健全育成を目的とした団体は、システム使用料についても減免対象になりました!また、スマートロックの導入にあたり、災害時における避難所開設等の鍵の運用についても、関係局区が連携して備えるよう求めています。
【防災】災害の教訓を活かして
昨年1月の能登半島地震の教訓から、発災当初より迅速に使用できるトイレ環境を整えるため、私たちがいち早く携帯トイレの備蓄拡充やマンホールトイレ整備を求めてきた結果、市立学校の児童生徒分36万枚を含め、新たに約95万枚の携帯トイレが指定避難所や児童関連施設などに備蓄されるとともに、令和8年度から全指定避難所を対象にマンホールトイレが整備されることが決まりました。さらに、長年要望してきた避難所となる体育館の空調設備整備についても、国の交付金を活用して令和7年度から5棟の工事が開始され、令和9年度までに15棟で整備が完了します。全棟での早期整備に向けて今後も取り組んでまいります。
【教育】教員確保に向けた具体策を実現!
教員不足が全国的に課題となっており、私たちは川崎市における教員確保に向けた新たな取組を様々提案してきました。その結果、「奨学金返還支援制度」が令和8年度採用者から導入され、一定条件を満たす40名程度に10年間で最大200万円を支援することになりました。また、他自治体と試験日が重複することから、受験しやすい環境整備のため、採用試験を「地方での開催」に加え、「複数回実施」を提案し、令和6年度秋期より実施されています。さらに、「非常勤講師の勤務条件の改善」を求め、予算に反映されています。子どもたちに寄り添った教育環境の充実を実現します!
【税】「ふるさと納税」流出から流入へ!!
ふるさと納税により令和7年度は149億円の市税が流失することが想定されており、対策は急務です。私たちは、ポータルサイトの活用やスタディツーリズムへの展開、学校ふるさと応援寄附金の創出、クラウドファンディング導入などを提言し、実現してきました。その結果、令和7年度の寄附受入額は38億円を見込み、県内自治体でトップ争いをするまでに拡大しています。引き続き、市内で活躍する企業の地場産品の開発やNPO法人等への寄附により税控除ができるガバメントクラウドファンディング制度を創設することを提案しています。今後も、川崎市の特長を活かした先進的な取組を調査・提言していきます。
【文化】市民に愛される「新たなミュージアム」に向けて!
令和元年東日本台風で被災した「川崎市市民ミュージアム」の移転に関する「新たなミュージアムに関する基本計画」が示されました。新たな開設地は生田緑地内とされ、最短で令和13年度の予定です。老朽化が進むばら苑一帯を含む計画となっていることから、私たちは、長年ボランティア活動をされている方や市民の意見を十分反映するよう求めています。また、近接する岡本太郎美術館も老朽化の課題があることから、新たなミュージアムとの連携を提案しています。今後も、市民に愛されるミュージアムとなるよう取り組みます。
【交通】JR南武線全ての駅でホームドアが整備されました!
令和7年3月に南武線の全駅全番線でホームドアが整備されました。私たちはこれまで市内の拠点駅が多く、市民利用が多い南武線において、ホームの安全対策等のため、ホームドア整備を強く要望してきました。特に朝の通勤時間帯はホームが大変混雑し、転落リスクも高く、視覚障害者の方からは、ホームが「欄干のない橋」と例えられるほどでした。安心して利用できる環境づくりが急務であり、この度、全駅でのホームドア整備が実現しました。今後も市民の皆様が安心して利用できる交通環境づくりに取り組んでまいります。
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3月28日