神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2013年9月20日 エリアトップへ

市民団体 自転車利用の指南書発行 実践的な取組み紹介

公開:2013年9月20日

  • LINE
  • hatena
冊子を手にする野口浩史副代表
冊子を手にする野口浩史副代表

 相次ぐ自転車関連の事故を食い止めようと、市内の市民グループがこのほど、「市民のための自転車ルール教本」を発行した。事故の被害者にも加害者にもならないように自転車の「車道左側通行」を訴えている。

 発行したのは「持続可能な地域交通を考える会」(井坂洋士代表)。環境問題への取り組みとして、自転車活用を中心とした新たな地域交通を提言している。

 神奈川県警によると、今年川崎市内で760件(9月9日時点)の自転車事故が発生し、県内では横浜市に次いで多い。重大事故につながることも多く、昨年、京急川崎駅近くのJRガード下で自転車同士が正面衝突し、死亡事故となったケースもある。

 こうした事態を受け、同会では自転車利用者にルールの再確認をしてもらおうと、冊子の発行を決めた。市民団体が教本として作るのは「非常にまれなことではないか」と同会の野口浩史副代表は話す。

 冊子はA5判で12ページ。全カラー。道路交通法改正を経て自転車のルールが曖昧になった歴史に触れ、自転車の「車道左側通行」を訴えている。そのほか、「存在と行動を知らせる」「自動車もルールを守る」にポイントを絞って自転車の基本的なルールを解説。守らなかった場合の危険性についてイラストを使いながら具体的に紹介している。

 野口副代表は「冊子の発行を足掛かりに今後は講習会やリーダー研修などを行いながら自転車ルールの徹底を図っていきたい。そして自転車と自動車が車道を正しくシェアできるよう自転車専用道の整備などのまちづくりに関することへも提言していきたい」としている。

 冊子は同会事務所(中原区新丸子東3の1100の12かわさき市民活動センターブース5/【電話】050・3638・3464)や各図書館などで配布している。

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

多摩区に子育て総合拠点

川崎市

多摩区に子育て総合拠点

25日開所 市内4カ所目

11月22日

インフルエンザが流行期

インフルエンザが流行期

麻生区、川崎区で急増

11月22日

わんわんパトロール始動

多摩区

わんわんパトロール始動

愛犬と共に地域見守り

11月15日

市議と若者が意見交換

川崎市

市議と若者が意見交換

「政治参加意識」醸成狙い

11月15日

佳子さま、緑化祭で川崎に

佳子さま、緑化祭で川崎に

地元中学生と記念植樹

11月8日

「登戸の渡し」復活に沸く

「登戸の渡し」復活に沸く

約70年ぶり 一日限定で

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 10月25日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook