川崎市多摩スポーツセンター(長岡正樹館長)で23日、多摩警察署による不審者対応訓練が行われた。プール利用者が増える夏場を前に訓練したいと同センターが多摩署に依頼した。同署によると、防犯教室をスポーツ施設で行うのは珍しいという。
警察官が不審者に扮し、盗撮目的で施設に侵入したという想定で訓練した。犯罪を未然に防ごうと、同センターの職員が挙動不審な人物に声をかける場面を体験。また、盗撮する場面を見つけた時に不審者を別室に誘導するなど対応も学んだ。職員から「不審者を見分ける方法を知りたい」などの質問があり、同署では「行ったり来たりを繰り返したり、施設利用にしては持ち物が少ない」といった特徴を挙げ、「不審者であろうとなかろうと、あいさつをして声をかけることが大切」と説明した。
また、不審者を取り押さえるためにサスマタやパイプ椅子を使った訓練にも取り組んだ。
同センターの長岡館長は「誰でも気軽に入ってくることができる施設だからこそ、利用者の安全を確保し、安心してスポーツに集中できる環境を維持したい」と話した。
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