「第18回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」の授賞式が2日、かわさき宙と緑の科学館で行われた。最高位のTARO賞に、高級車に装飾を施して石焼き芋の販売車に改造した作品「金時」が選ばれた。
制作したのは、木崎公隆さん(35)と山脇弘道さん(31)の現代アートユニット「Yotta(ヨタ)」。作品はトヨタの高級車センチュリーに派手な装飾を施し、石焼き芋をつくる釜を搭載。サツマイモのおいしい焼き方まで研究し、活動そのものをアートとした。昨年3月から秋葉原などの路上で販売していたという。
木崎さんは「アートとして認められてよかった。ほっとした。飽きられるまで続けたい」と話した。
同賞は岡本太郎氏の精神を継承し、既成概念を打ち破り、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作品を評するもので、今回は672点の応募の中から23人と4組が入選した。主催は川崎市岡本太郎美術館と公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団。
同賞の企画展は岡本太郎美術館で4月12日まで。土日祝日に生田緑地で焼き芋を販売している。問い合わせは同館(【電話】044・900・9898)。
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