神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2018年3月16日 エリアトップへ

JR登戸駅長に先月着任した 縄 浩太郎さん 横浜市在住 57歳

公開:2018年3月16日

  • X
  • LINE
  • hatena

「ありがとう」に心揺れ

 ○…温泉のまち湯河原駅から、小田急線とJR南武線の乗換駅としてにぎわう登戸駅にやってきた。「鉄道として当たり前のことだが、安全で安定した輸送に力を注ぐ」。着任後すぐに、地元有志による新旧駅長の歓送迎会が開かれ、小田急登戸駅長をはじめ商店会や観光協会の役員らと親睦を深めた。「今までのように小田急登戸駅との連携はもちろん、地域の皆さんの期待に応えられるよう一緒に地元を盛り上げていきたい」。会心の笑みを見せる。

 ○…生まれ育ちは横浜市。「子どもの頃から旅行とか、電車で遠くに行くのが好きだった」。大学では史学科で学び、憧れだった当時の日本国有鉄道(国鉄)に入社。「鉄道のおまわりさん」にあたる鉄道公安職員に就いた。駅で2年ほど勤めた後、登用試験にパスしたが、1987年に国鉄が民営化。「鉄道か警察か、どちらかを選ばなくちゃいけなくて」。熟考の末、駅で働く道を選んだ。

 ○…これまで横浜支社や数多くの駅を渡り歩き、駅長として二宮、湯河原で勤務。参加者を募り、電車やバスの添乗員に従事する旅行企画のほか、文書や危機管理に携わる総務畑を歩んできた。中野、品川の駅勤務時代には、乗客の忘れ物対応で「ありがとう」の一言の嬉しさが胸に刻まれた。「電車や駅構内の忘れ物は多いけれども、お客さんにとっては大事なこと。誠心誠意、真心込めて対応すれば、記憶にも残る。大切なのは『当たり前』から一歩踏み込んだサービス」。強い信念をにじませる。

 ○…息子が通学するのは、偶然にも駅近くの専修大学生田キャンパス。生田緑地や藤子・F・不二雄ミュージアムも近くにある登戸駅は、国内外から多くの観光客が訪れる拠点だ。「小田急と一緒に力を合わせて、地域密着で愛される駅を目指す」。ゆくゆくは「湯河原と登戸の住民がお互い行き来できれば。それが鉄道の醍醐味」。密かな夢を胸に、一歩ずつ前に進む。

多摩区・麻生区版の人物風土記最新6

鈴木 蓮さん

イルミネーション企画「kirara@アートしんゆり2024」の点灯式でトリを務めた歌手の

鈴木 蓮さん

麻生区片平在住 30歳

11月22日

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

多摩区登戸在住 73歳

11月15日

五十嵐 公太さん

元JUDY AND MARYのドラマーで、溝口駅前でのステージ設置プロジェクトに奔走する

五十嵐 公太さん

高津区在住 61歳

11月8日

岡 洋之さん

フットゴルフのシニア日本代表としてアジアカップの団体戦で優勝に貢献した

岡 洋之さん

麻生区上麻生在住 51歳

11月1日

倉田 竜太郎さん

秀でた技術で今年度の「刀剣研ぎ」日本一の座に就いた

倉田 竜太郎さん

高津区在住 48歳

10月25日

舩山 範雄さん

(公財)川崎市国際交流協会の会長に就任した

舩山 範雄さん

中原区在勤 67歳

10月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 10月25日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook