市立生田中学校出身で、白梅学園高校(東京都小平市)のメンバーとして2月2、3日の関東高校ハンドボール選抜大会に出場した、2年の大谷彩乃さん(17)と小宮山果歩さん(17)、1年の木村百花さん(16)。川崎市とどろきアリーナで行われたトーナメントで3試合を勝ち抜いて優勝し、関東王者として3月の全国選抜大会に臨む。
白梅学園は昨年11月の東京都秋季大会の女子決勝リーグを3戦全勝で制し、東京1位で関東選抜へ。とどろきアリーナと多摩スポーツセンターで行われた今大会には、男女各16校が出場。各都県1位と2位がそれぞれトーナメント戦に挑んだ。
2日の初戦、白梅学園は県立栃木商業を33―14で下し、翌日の準決勝では県立富岡(群馬)を32―17で破って決勝に進出。県立水海道二(茨城)との頂上決戦では前半を22―3の大差で折り返すと、後半も得点を重ねて39―13で完勝した。
大谷さん、小宮山さん、木村さんにとって地元開催となった今大会には、中学時代のチームメートも応援に来てくれたという。3人は「練習で積み重ねてきたことが出せた」と振り返り、「笑顔を大切に、日本一を目指して課題をクリアしていく」と語気を強めた。
指導歴28年の須川文敬監督は「主将(高橋弥那さん)と共に攻守の要」と大谷さん、小宮山さんに厚い信頼を寄せる。身体能力が高いという木村さんは、今大会からゴールキーパーに起用。「チームとして目標の全国制覇を狙えるレベルにきている」。2015年の初優勝以来、4年ぶりの頂点を見据える。
生田の絆、力に
生田小4年のとき、地元クラブの「ボンバーズ」でハンドボールを始めた大谷さんは、生田中ハンド部で小宮山さんと出会った。小宮山さんと後輩の木村さんは同じ三田小出身。大谷さんは中2の秋から主将として、小宮山さんはエースとしてチームをけん引してきた。当時、生田中に勤務し監督だった林裕輔教諭(37)は「練習は休みもなく本当によくやっていた。自分たちが進んだ道を信じて突き進んでほしい」と期待を寄せた。
全国選抜大会は3月24日から6日間、埼玉県と千葉県で行われる。
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