小田急電鉄(新宿区)は2月26日から、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム(長尾)の協力により登戸駅構内を「ドラえもん」で装飾する。改札口やホームにキャラクターを散りばめた演出を施し、同館の最寄り駅の一つとして魅力アップを目指す。
装飾されるのは改札階とホーム階の駅名標、エレベータ、ごみ箱のほか待合室内ベンチ、コインロッカーなど。改札にはキャラクターが動くデジタルサイネージ(電子看板)、ドラえもん等身大フィギュアが設置される。ドラえもんの色と鈴をイメージした駅名標は、ホームの大型5枚10面と柱27カ所にお目見えする。小田急電鉄は「ドラえもんの漫画の世界に入り込んだような空間で、多くの方にワクワク感を感じてもらえれば。小田急登戸駅を降りた瞬間からその世界を楽しんでほしい」と思いを込める。
これまで同社では、2011年のミュージアム開館に合わせ、登戸駅と向ヶ丘遊園駅の列車接近メロディーにアニメ「ドラえもん」や「パーマン」の曲などを導入。開館5周年の年には、キャラクターにちなんだ装飾が登戸駅の壁面に施された。
ミュージアム増築
開館以来300万人以上が訪れている同館では、2階「みんなのひろば」をリニューアルするなど改新を続けている。先月半ばには、藤子・F・不二雄プロが増築棟を市に寄贈。本館に隣接した3階建の建物で、1階に設けられた多目的スペースは小学校の校外学習での活用やワークショップなど、新たな事業を検討中という。伊藤善章館長は「より魅力的で新しい展開を図る」と話している。
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