全国一斉の取り組み「春の火災予防運動」に合わせて、川崎市立多摩病院(鈴木通博病院長)と多摩消防署(白石与志夫署長)が3月11日、合同消防訓練を実施した。
毎年この時季に行われている訓練には、職員約100人と同署の隊員ら約30人が参加。午後2時30分ごろ、同院の西病棟6階で火災が発生した想定で、逃げ遅れた患者7人を隊員がはしご車を使って6階から救出した。同院の駐輪場に開設された対策本部では、院内各所から寄せられた被害状況を時系列で集計した。
同院の職員約20人で組織される災害・防火管理委員の新倉謙太郎さんは「災害が起きたときに患者を安全に避難誘導できるよう、実践的な訓練を通じて意識を高めることが大切」と強調。白石署長は「訓練を継続し、課題を次に生かしてもらえれば」と話した。
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