重い心臓病「拡張型心筋症」を患い、あす10月12日に1歳の誕生日を迎える野村南美ちゃん=多摩区在住=が先月、稀少例とされる国内での心臓移植手術を実現。米国での手術を目指し、施術に必要な2億8千万円を目標に募金活動を続けていた「みなみちゃん救う会」(杉山尚也代表)は7日、募金受け付けを終了した。
両親の野村亮介さん(38)、麻菜さん(33)は「第一にドナーの方のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、尊い決断をしていただいたご家族の皆様に深く感謝申し上げます」とメッセージを発表。国内での移植手術にあたり、同会ではドナーの家族の心境やプライバシー、南美ちゃんの容態などに配慮し、今回の経過報告の時期を遅らせたとしている。
補助人工心臓をつけていた南美ちゃんは手術後、集中治療室で治療を受け、今月4日から一般病棟に移った。亮介さんと麻菜さんは「皆様の温かいお言葉やメッセージによって何度となく支えられてきたことを忘れず、つないでいただいた命のバトンを大切に守っていきたい」と感謝を表す。
救う会は6月13日に募金活動を始め、10月1日までに2億1334万8627円が寄せられた。寄付金を必要とする団体への受け継ぎを視野に、同会は中間決算報告に向けた集計等を進行中。設置中の募金箱撤去と寄せられた寄付金の送金を呼びかけている。口座名義「ミナミチャンスクウカイ」、みずほ銀行東久留米支店・普通預金3007732。
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