等々力陸上競技場を見学する市民ボランティア＝２月
東京オリンピック・パラリンピックの開催延期を受け、英国代表の事前キャンプを受け入れる川崎市は先月末、市民ボランティアの活動を一時休止する意向を示した。公募で昨年末に選ばれた２２７人は変更せず、活動再開は新たな大会日程に向けて今後調整していくという。
市担当者は「ボランティアの中には引っ越しや就職で環境が変わり、辞退する人がいるかもしれない。辞退が多ければ再募集も考えなくてはならない」とし、｢１年間どのようにモチベーションを維持していくかが課題｣と懸念する。また、英国のオリンピック委員会から改めて要望が寄せられることで正式な再始動となるため、必ず活動を再開できるかは未定。担当者は「英国が再び川崎市を選ぶかどうかは未知数。これまで連絡を取り合ってきたので、ぜひまた選んでもらいたい」と期待を込める。
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