川崎市立日本民家園(枡形)で6月20日、およそ3カ月ぶりのイベント「古民家めぐり」が行われた。「関東の村」の暮らしをテーマに渋谷卓男園長が解説。来園者15人以上が参加し、移築前の古民家の様子や当時の生活に思いをはせた。
この日は千葉県上総地方の旧作田家から始まり、旧広瀬家(山梨県)や旧太田家(茨城県)を紹介。渋谷園長は「広瀬家は養蚕をやっていた」「さまざまな方法で火災除けをしていた」など、現地の人から聞いた話に基づいて解説した。密集を避けるため外観を中心に巡り、土間の広い家では間隔を取りながら内装をゆっくりと観察した。
同園では3月上旬に全イベントを中止とし、4月11日から臨時休園。6月2日に再開したが、床上公開などは行っていない。渋谷園長は「わら細工体験などはマンツーマンで接する上に講師も高齢。まずは園のスタッフが案内する古民家めぐりから始めた」と話す。
同園で活動するボランティア団体「炉端の会」は2月末から活動休止。6月18日に久しぶりの役員会が行われた。今年度から会長を務める柴田武さんは「30日から一部段階的に自主活動を進めていく予定。安全を第一にできることから取り組んでいく」と話している。
次の古民家めぐりは6月27日に行われる。
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