焼き鳥販売・卸売業を営む株式会社水口(登戸新町)が先月26日、市立多摩病院(長島悟郎院長)に焼き鳥1500本を寄付した。焼き鳥が入った容器には「水口ができる感謝は、皆さまへ食を通じて笑顔と元気をお届けすることぐらいです」とのメッセージが添えられ、医療従事者を激励した。
1977年創業の同社は焼き鳥の移動販売のほか、中野島で飲食店も経営。水口昭雄代表は奉仕団体・川崎西北ロータリークラブに所属し、東日本大震災の際にも被災者仮設住宅に出向いて7千本の焼き鳥を振舞った。今回も当時の経験を生かし、従業員らが2時間半かけて調理。当日、病院に勤務する職員約500人のために焼きたての味を届けた。水口代表は「個人としてもお世話になっている病院。命を張って頑張ってくれている皆さんに喜んでもらえてよかった」と語った。
多摩病院にはこれまで、市民や企業からさまざまな形での支援が寄せられているという。マスクや応援メッセージをはじめ、中には食品や飲料の寄付も。同院は「新型コロナの対応で皆疲弊している時期もあった。本当に多くのご支援をいただき、職員一同感謝している」と謝意を示す。
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|