神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2021年4月2日 エリアトップへ

同世代の音楽活動、支援 菅中出身 大熊龍樹さん

文化

公開:2021年4月2日

  • X
  • LINE
  • hatena
高校でのレコーディング風景=本人提供
高校でのレコーディング風景=本人提供

 若者が音楽で活躍できる場を、地元・川崎でつくりたい--。県立麻生総合高校(麻生区)在学中の昨年、中学時代の同級生と協力して音楽ライブを開催し、オンライン配信など独自に取り組んできた大熊龍樹さん(19)=菅稲田堤在住。高校を先月卒業した後も、同世代の音楽愛好家たちを支える活動を続けている。

 活動のきっかけは昨春。「川崎市は『音楽のまち』とうたっているのに、高校生や学生が音楽で活躍できる場が少ない」。菅中学校(菅城下)時代の同級生3人に声をかけ、同世代の音楽活動を支援する団体「Girasole(ジラソーレ)」を結成した。意味はイタリア語で「ひまわり」。川崎区の花だったこともあり、地元で活動をしていく証として名付けた。

 昨年10月には、コロナ下で中止になった学園祭に出演予定だった軽音楽部のライブCDを制作。以前、アルバイト先で知り合ったNPOカワサキミュージックキャスト(中原区)の反町充宏理事長が、機材の貸し出しなどを無償で協力してくれた。自ら学校でレコーディングを行い、5組のバンドのCDが完成。それぞれに喜んでもらえたという。「音の調整などが難しかった。形に残すという意味では成功した」と成果を喜んだ。

 昨年12月は川崎駅前のライブハウスで、大学生や高校生のバンドを集めて音楽ライブを主催。オンライン配信にも挑戦した。「ライブに出たいけど出られない人たちのために、活躍できる場をつくれて良かった」と手応えを口にする。

 幼少から音楽に興味があったという大熊さん。機械を触るのが好きで、インターネットなどを使って独学で音響の勉強をしていた。高校を卒業し、これからはバイトで生計を立て、ライブ現場の経験を積みながら、メンバーたちと活動を続けていく。次の主催ライブは今夏を予定。「定期的に開催していきたい。今までお世話になった方たちへの恩返しと、少しでも大好きな地元に貢献していければ」。「川崎愛」を胸に、これからも地元を拠点に活動を続けていく。

「川崎を盛り上げたい」と大熊さん
「川崎を盛り上げたい」と大熊さん

多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6

レジェンドに捧げる舞台

しんゆりレビュー

レジェンドに捧げる舞台

10組20人を招待

11月22日

納税の功労者を表彰

川崎西税務署

納税の功労者を表彰

11月22日

憲法改正テーマに対話

憲法改正テーマに対話

多摩市民館で集い

11月22日

依存への理解深める

依存への理解深める

来年1月19日 入場無料

11月22日

「ホロコースト」題材に

「ホロコースト」題材に

劇団民藝が新宿で公演

11月22日

子ども守るため研鑽

子ども守るため研鑽

少年補導員が研修会

11月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 10月25日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook