県立向の岡工業高校(堰)相撲部3年生の遠藤隆生(りゅうき)さん(18)が、大相撲・二子山部屋に入門することになった。同部からは5人目の入門。遠藤さんは12月14日、同校を訪れた二子山親方(元大関雅山)に決意を語った。入門審査を経て3月デビューを目指す。
高校から相撲を始めた遠藤さんは身長183センチ、体重は入学時から20キロ増の146キロ。恵まれた体格に、長い手足を生かした突き相撲が持ち味だ。「先輩の吉野(克(すぐる))さんや許田(直希)さんもいる相撲部屋。まずは幕内に入れるよう頑張る」と力を込める。現役時代、突き押し相撲で活躍した二子山親方は「コロナで稽古ができない時期もあった中、3年間でこれだけ成長している。自分の突きの距離感がつかめれば、相手を圧倒できる」と期待を寄せる。
麻生区出身の遠藤さんは、小6のとき空手で全国制覇。西生田中ではバスケットボール部の主将として県大会3位に輝いた。同校では清田英彦監督との縁で相撲部入りし、今年は関東大会で団体3位、インターハイは団体ベスト16の成績を収めた。製造業を営む父・輝光さんと同じ工業関係への就職も考えたが、10月に二子山部屋を見学し「ここだったら強くなれる」と決断したという。
清田監督は「これからの活躍が楽しみ。関取を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
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