土地区画整理の空き地で移動型珈琲店を営み、登戸のまちづくりを仕掛ける 手塚 はるかさん 登戸在勤 41歳
多彩な個性 花開くまちに
○...登戸土地区画整理の空き地で自家焙煎珈琲のキッチンカーを走らせ約2年。昨夏から、小田急電鉄と川崎市が取り組む事業「ミライノバ」で登戸駅前に週1回出店する。出店日が同じ移動型本屋との縁で、12月には本が集う企画「BOOK BOOK BOOK」を登戸2号線の空き地で実現。参加者同士がつながり、新たなまちづくりの動きが起きている。「個性的な魅力あるお店が登戸に集まれば」。数年後のまちの姿を思い描く。
○...2010年、結婚を機に夫の実家がある登戸へ。19年、取り壊す前のアパートの一室に「リボーコーヒー」を開店。「どこかでつながれる場所を私が求めていた」。築40年ほどの趣ある建物で約1年半、多世代の交流が生まれる場になった。建て替えが始まり、住まいを世田谷区に移した後も、登戸に焙煎所を構え移動型で継続。地元店や町内会、常連との関係を広げてきた。区外の催しにも出店し、「登戸発」をアピールする。
○...出身は京都府。見知らぬ地での子育てだったが「岡本太郎美術館の年パスを持ったり、お正月は枡形山に登ったり」と、生田緑地に足を運んだ。長男は今春で小3、長女は年長に。最近は一緒にスケートボードに挑戦する。区画整理関連では、新たな公園運営の会議にも参加。「誰かがやってくれるではなく、自分から動かないと」
○...アパート跡地では6月からビル建設が着工予定。完成後、再び店を出す日を待つ。「喫茶店のモーニング文化も好き。やってみたい」と夢膨らむ。同時に、特色ある店舗の誘致を模索する。「登戸はおしゃれな方やアンテナが高い方も多くて、可能性があるまち。地元の人も一緒に、いろんな個性が花開けばいいな」。出会いを求め、この地を駆け回る。
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9月13日
9月6日