神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2022年10月7日 エリアトップへ

枡形中 培養肉研究、最前線学ぶ 東大・竹内昌治教授が講演

教育

公開:2022年10月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
講演する竹内教授(左)と生徒
講演する竹内教授(左)と生徒

 市立枡形中学校で9月30日、総合学習「エネルギー環境学習」の一つとして講演会が開かれた。日清食品ホールディングスとの共同研究で、日本初の「食べられる培養肉」の作製に成功した東京大学大学院情報理工学系研究科の竹内昌治教授(50)が登壇。全校生徒約400人が話に聞き入った。

 同校では2003年度からエネルギー環境学習を続けており、今年のテーマは「私たちの地球を守るために具体的な行動を広げよう〜『食』を切り口として」。生徒は夏休み中、食品ロスなど食料に関することを調査した。企画を担当する理科教諭の清水亨さん(37)は「世界的に注目される培養肉の研究を本人から聞ける貴重な機会。より深く食について考えるきっかけになれば」と、竹内教授に講演を依頼した。

 竹内教授は、家畜の細胞を体外で組織培養する培養肉の作り方を写真や映像を用いながら説明。家畜を飼育するよりも地球環境に与える負荷が少ないことや、人口増加による食肉消費量の増加などの背景から培養肉の必要性を解説し、「肉は育てる時代から工場で作る時代になる」と語った。

 質疑応答では、生徒から「常温保存はどのくらいできるのか」「肉だけでなく培養魚もできるのか」など、多数の質問があがった。3年生の吉田理斗さん(14)は「今後、食料難になるかもしれない中で、新しい技術で解決しようとしていることが学べてよかった」と振り返った。

多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6

レジェンドに捧げる舞台

しんゆりレビュー

レジェンドに捧げる舞台

10組20人を招待

11月22日

納税の功労者を表彰

川崎西税務署

納税の功労者を表彰

11月22日

憲法改正テーマに対話

憲法改正テーマに対話

多摩市民館で集い

11月22日

依存への理解深める

依存への理解深める

来年1月19日 入場無料

11月22日

「ホロコースト」題材に

「ホロコースト」題材に

劇団民藝が新宿で公演

11月22日

子ども守るため研鑽

子ども守るため研鑽

少年補導員が研修会

11月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 10月25日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook