カリタス女子中学高等学校(中野島/萩原千加子校長)の生徒2人による訪問団が来年1月から、川崎市の姉妹都市であるオーストラリア・ウーロンゴン市へ留学する。出発に先立ち、川崎市は12月13日に2人を「かわさき国際友好使節」(略称=K.I.F.A.)に認定。同校訪問団の認定は4年ぶりで、2016年度から4回目となる。
「ターム留学」で
カリタス女子中高では13年度から、海外の現地家庭にホームステイをしながら語学学校へ通う、9週間の「ターム留学」を実施。中学3年から高校2年を対象に、異文化理解や英語力向上を図ってきた。19年度までに64人の生徒が参加。今年度はニュージーランド5校とオーストラリア2校の受け入れ先に、計20人が留学する。
シドニーの約80キロ南に位置する湾岸都市・ウーロンゴン市への留学は、コロナの影響もあり4年ぶり。中学3年の古矢真椰愛子さん(15)と古橋芽衣さん(15)が、訪問団として来年1月14日に出発する。3月26日の帰国前に、現地市役所への表敬訪問も予定する。
川崎市庁舎で行われた国際友好使節の認定式では、伊藤弘副市長が2人に認定書を授与。ウーロンゴン市長宛の市長親書も交付した。団長の古矢さんは「市の代表として、魅力を伝えられるように努める。両市の友好に少しでも役に立てたら」と語った。古橋さんは「いろんな国籍の人と触れ合えると聞いてすごく楽しみ。日本の食文化を伝えたい」と話した。
同校の留学希望者は英語アドバンストクラスの生徒が多いという。同席した英語教諭の松本浩史さん(62)は「コロナ下はオンライン交流などを行ってきたが、ようやく留学生を送り出すことができる。経験を後輩に伝えていってほしい」と期待を込めた。
川崎市は1988年にウーロンゴン市と姉妹都市を提携。川崎ジュニア文化賞の大賞受賞者による親善訪問など、交流を30年以上続けている。
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