市政報告 街路樹の落ち葉は誰が掃除する? 日本共産党 川崎市議会議員団 井口まみ
市内の幹線道路では大きな街路樹が四季折々の景観を彩っています。ケヤキの夏のみどりやモミジバフウの秋の紅など、素敵なまちの風景です。しかし、植えられて数十年経ったところでは、巨木化して、秋には落ち葉の掃除が大変だというご意見がたくさん寄せられています。市に質すと「歩道は市民の皆さんにお願いしたい」という返事が…。
あまりに要望が強いので、市は、巨木化・老木化して危険な街路樹の植え替えを始めました。各区1ヶ所を指定し、多摩区では寺尾台地区のユリノキを3年かけて成長の遅いハナミズキに植え替えました。ここだけでかなりの予算がかかり、とてもほかの地域まで行うことができないとのこと。ユリノキの木陰がなくなり寂しくなったという声もありました。結局、毎年毎年あちこちの道路で、落ち葉の掃除に追われる人たち、誰も掃除せずに雨が降ると滑って危ない歩道などが残されています。
街の景観になった街路樹を残しながら、落ち葉の問題を解決するにはどうしたらいいのか。
私たちは「市が予算を出して、落ち葉を清掃する新たな仕事を起こせばいいのでは」と提案しています。落ち葉の掃除をすべて市民任せにせず、必要なところは障がい者施設やシルバー人材センターなどの仕事としてお願いすればどうでしょうか。生育に必要な剪定も毎年市としてやるべきです。これは地元の業者の仕事になります。
市長は「市にはお金がない」と言いますが、ないのではありません。川崎市は政令市で最も豊かな財政を持ち、ムダな公共事業に毎年数十億円をつぎ込んでいます。これを市民生活に活かせば、もっと暮らしやすくなるはず。学校給食費の無料化や補聴器の補助なども実現して、街路樹の木かげをゆっくり散歩できる川崎にしていきたいなと思うのです。
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9月13日
9月6日