多摩区内の消防団員が消火技術を競う第21回「多摩消防団消防大会」が7月2日、川崎市消防訓練センター(宮前区)で開催された。
井口保消防団長は「本日の消防大会を契機として『消防団員が地域を守る』という職責を改めて自覚し、より一層の努力を行うよう期待している」と訓示を述べた。
コロナの影響もあり、2019年以来、4年ぶりの開催。各地区の9班が集結し、日頃の練習の成果を披露した。
競技は「小型ポンプ操法」で、各班4人のチームで消火ポンプで放水し、標的を倒すまでの時間や機敏さなどを競い合った。優勝したのは稲田分団中野島班、準優勝は稲田分団宿河原・堰班、3位は生田分団東生田班という結果となった。優秀選手賞では、古谷和之さん(指揮者)、有井旭さん(1番員)、佐藤理文さん(2番員)、松浦慎剛さん(3番員)と全員が稲田分団中野島班から選ばれた。
指揮者を務めた古谷さんは「コロナ前は毎月2回集まり、機械点検や訓練を全員がやっていたが、コロナ禍の3年間はほとんど活動ができなかった」と振り返った。今年5月ごろから訓練を再開したという。「そのような中で、優勝できたことで多くの祝福の言葉をいただいた。だが、気を引き締め、地域を守れるよう努力したい」と意気込みを見せた。
女性団員も競技披露
その後、今年1月に行われた「赤十字救急法競技会」に初出場し、県3位に輝いた女性団員4人が複数の傷病者の発生を想定した「総合実技競技」を披露していた。
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