市内の障害のある、もしくは何らかの特別な支えを必要とする子どもの豊かな育ちを願って支援に携わる人らのネットワーク「豊かな地域療育を考える連絡会」(事務局・登戸)は11月23日、フォーラム「障がいのある子どもたちの地域生活支援」を高津区の市立中央支援学校で開催した。
かわさき子どもの権利の日のつどいに関連した市民企画事業として実施。関係者44人が参加した。フォーラムでは(一社)全国放課後連監事で、放課後ネットかながわ代表の吉原正人氏が「放課後の暮らし 全国の状況」を報告。続いて、市内で障害児の支援を行う放課後等デイサービスや学校教員、保護者らがそれぞれの立場からの報告をし、参加者同士で意見交換を行った。
参加者からは「障害と診断され放課後等デイサービスを探したが、市の相談支援でリストを渡されセルフプランとして自分で探すように言われた」という声があった。吉原氏は「川崎市のセルフプラン率は約75%と高く、本来つくべき相談支援が事業所を見つけられないのは課題と認識はされている」とし、事業所からは「事業所は個別・集団の療育に大きく分けられる。そこの分類から分かるようにしてほしい」との意見があった。同連絡会は意見を市に伝えられるよう考えていく意向を示した。
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