川崎市仏教会稲田地区8寺院主催の花まつりが5月8日、多摩区宿河原にある常照寺で行われた。同寺を含め同会に所属する観音寺・龍厳寺・光明院・龍安寺・長念寺・善立寺・慶念寺の檀信徒約30人が参加した。
花まつりは4月8日の釈迦の誕生日を祝う仏教行事。各地の寺院で法要などが催されるが、地域柄かつては檀信徒に梨農家が多く、人工授粉の繁忙期と重なっていたことや、旧暦に近いことなどから、同会では毎年5月8日に行うのを習わしとしている。
当日は本堂に11人の僧侶が集い、常照寺の川腰義一住職が釈迦の生誕を祝い読経すると向き合って着座した僧が続いた。次に仏教歌の『花まつり和讃』を檀信徒と共に奉納。加えて、太鼓や拍子木、笙の音に合わせて経が読まれる中、檀信徒が一人ずつ釈迦像に花と茶を献じた。法話や仏教讃歌を歌う時間もあった。
能登半島地震の犠牲者に対する供養や、被災地への義援金募金、支援のための物販も行われた。
市仏教会および稲田地区の仏教会で会長を務める長念寺(多摩区登戸)の小林泰善住職は「古くから途切れることなく宗派を超え行事を務めることができている。今回も無事に終えることができてよかった」と話した。
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