市政報告 新百合ヶ丘駅北口の渋滞対策とまちづくり みらい川崎市議会議員団 鈴木朋子
令和6年度、川崎市は新百合ヶ丘駅周辺のまちづくり方針を策定予定で、今後の長期・総合的なまちづくりの節目を迎えます。こうした長期的な取組を待つ間、短期的な取組で応急対応していくことも重要な市の役目です。
夏以降、北口に新たに乗り降りスペース設置予定
北口駅前広場(北口ロータリー)は、送り迎えの一般車を中心に、タクシー、医療・介護施設等の送迎、駅周辺への搬入車両等々で、いつも混雑しています。特に平日朝夕や休日は違法駐車がタクシーと一般車両の交錯を生じさせるなど、危険な状況です。
今年度、川崎市まちづくり局は北口に「一般車乗降場」を新たに設置予定です。麻生区役所前と、新百合21ビル付近の2か所に3〜4台の車両分の乗降専用スペースを設置し、一般車を分散させ、北口ロータリーは公共性の高い車両や高齢者・障碍者等の優先利用を周知するとのことです。
ただ、駅に急ぐ利用者に駅まで3〜5分はかかりそうな場所の活用が現実的なのか、乱横断や違法駐車対策、工事中の周辺道路への影響など、課題は多くあります。
世田谷町田線の交差点改良、万福寺・千代ヶ丘・金程・向原方面から北口への渋滞
北口ロータリーから坂を下ると世田谷町田線の交差点です。令和5年度に交差点改良工事が行われましたが、混雑は続いています。
また、駅北側から北口ロータリーに向かう車の渋滞も年々増加傾向です。最近は、休日に加えて平日も車の長い列が続くこともしばしばです。改良工事の検証や交通量の変化、信号の影響など、調査が必要です。
生活の質を守るために
新百合ヶ丘駅周辺は、新たな大型スーパーの出店など、さらなる交通量の増加が予想されます。まちの発展・にぎわいを歓迎する一方で、周辺住民の生活の質を守る取り組みが必須です。6月議会でも取り上げ、今後も注視してまいります。ご意見等をぜひお寄せください。
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