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考えるシリーズ「歯周病」について 72 歯周病予防で全身の健康維持を 中山歯科医院【栗平駅前】
「歯周病のことはプロに気軽にご相談を」（中山歯科医師・写真右）
歯を失う２大原因は歯周病と虫歯。中でも歯周病は歯を喪失するだけでなく、さまざまな全身疾患に関連があるとされている。中山歯科医院の中山恭一院長は「歯と口の健康を保つことは全身の健康を維持することにもつながります」と話す。
歯周病は歯と歯肉間にできる歯周ポケットに歯垢（プラーク）がたまり、細菌の感染によって歯を支える骨が溶けてしまう炎症性疾患。その歯周病原因菌があると糖尿病や脳梗塞、誤嚥性肺炎、細菌性心内膜炎、低体重児出産といった全身疾患のリスクを高めるといわれる。日本歯周病学会の専門医でもある中山院長は、「歯周病の悪化は全身に影響を及ぼす恐れがあります。予防するには毎日のセルフケアが基本。プラークがつかないよう、食後のブラッシング時には歯間ブラシやデンタルフロスを活用するのも効果的です。また規則正しい食生活も大切です」と話す。その上で、「歯科医院で定期健診を受けて、早期発見、早期治療を」と呼びかける。
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