東京都内で7月30日(火)に行われるピアノの全国コンクール「第9回ヤマハジュニアピアノコンクール」のグランドファイナルに、百合丘小学校3年の望月遼さん(8)が出場する。
同コンクールはヤマハが主催し、15歳以下を対象に2016年から開催され9回目。年齢によって4部門に分かれており、望月さんは満8歳以下の部に出場。グランドファイナル選出者4人のうちの1人に選ばれた。
2回の選考を経て、出場した6月のセミファイナルでは、2曲を披露。苦戦したのは、最終ステージでも演奏する組曲『こんなときに』(三善晃作曲)の5曲目『ママのために』。「音域が広く速いテンポの中で音を外さないようにするのが難しかった」と望月さん。「お母さんが怒っている曲なので想像しやすかった」といたずらな声で語る。「後悔はあまりない」が、次のステージに向け「ペダルの濁りに気を付けたい」と意気込む。
30日に演奏する課題曲はモーツァルトの『ソナチネ』。レッスンの中で当時の時代背景から勉強したという。「モーツァルトはお城の人のために曲を作っていたから、きれいな曲が多い。軽やかに表現できれば」。楽しみだというグランドファイナルのステージで「目指すは1位のみ」。本番を目前に力強く誓った。
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