市立柿生中学校(麻生区)の1階にある「柿生郷土史料館」で現在、川崎市市制100周年を祝う特別企画展「写真で辿る川崎市の百年」が開催されている。
関東大震災の翌年、1924年に誕生した川崎市。同展ではまちが復興していく様子や、市誕生の祝賀行事、鉄道開通当初の駅舎、戦時中の子どもたちの姿など、麻生区を中心に川崎市内の貴重な瞬間を捉えた写真パネル65点が並ぶ。
市制100周年に関連した企画をしたいと5月頃から始動した。展示されているパネルは、同館に保存されている写真集や史料などの出版物7点に掲載されていたものから引用したもの。同館の運営に携わる小林基男さんは「出版元の皆さまに快く利用を許していただけたからこそできた企画」と感謝を述べる。
開館中はスタッフ2人が常駐。詳しい解説付きで展示を楽しめるという。小林さんは「当時の写真を見られる機会はなかなかない。常設展示もぜひ」と呼びかける。
同館は同校の校舎改築にあわせ、地域住民と学校が協力し、2010年に設立された。麻生区内で見つかった文化財を、地域や学校教育で活用してもらおうと展示、公開している。
企画展は11月まで実施される。入館料は無料。開館は偶数月が毎週土曜、奇数月が毎週日曜。午前10時から午後3時。10月19日(土)は同校関係者のみ。(問)小林さん【携帯電話】080・5513・5154、同館【携帯電話】070・1503・6401
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