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中学軟式野球 麻生BC 失点ゼロで掴んだ県代表 きょう16日から関東大会

スポーツ

公開:2024年8月16日

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優勝に笑顔を見せる選手=クラブ提供
優勝に笑顔を見せる選手=クラブ提供

 麻生区内を拠点とする中学軟式野球クラブ「麻生ベースボールクラブ」(麻生BC)が、7月20日から23日に行われた「第54回関東少年軟式野球大会」の神奈川県予選で7年ぶり2度目となる優勝を飾った。

 綾瀬市、伊勢原市で開催された予選会には県内から16チームが出場。優勝した同クラブは県代表として、8月16日(金)から千葉県で開催される本大会で、1都7県から集まった強豪たちと戦う。

負けない野球

 予選4試合の中で失点は0。池田貴政ヘッドコーチは「打線が機能しないときでも『負けない』野球を心掛け、実践できた大会だった」と振り返る。

 初戦11対0と快勝で進んだ2回戦。厚愛クラブ(県北)との試合では相手の堅い守備に苦戦を強いられた。しかし、先発投手を務めた平林直乃丞選手(稲城第二中3年)も負けじとアウトを積み重ね、試合は0対0のままタイブレークへ。互いに得点は取れず抽選の結果、麻生BCが準決勝へと駒を進めた。

 次戦も安定したまま勝利を掴み、決勝では菅フェニックス(多摩区)との「川崎対決」に。平林選手が強打者の前にもひるまず投げ切り、1対0で頂点に輝いた。原伊久雄代表は「捕手が投手陣を上手くリードして自信を持たせながら守りきった試合が多かった。一人一人がやるべきことを自覚できていたことはチームとしても成長」と選手たちを称えた。

 優秀選手に選ばれた平林選手は、けがの影響で思うように今年の試合に出場できなかったことを悔やみつつも「ようやくチームに貢献できてうれしい。まだ大会が残っているので、支えてくれた人たちのために全力で投げきる」と意気込んだ。昨年から主将としてチームをまとめる一塁手の池田翔選手(西生田中3年)は「選手を鼓舞しながら一戦一戦を大切に、1日でも長くみんなで野球ができるよう戦い抜きたい」と力強く語った。

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