白鳥中学校(麻生区)3年の福田佳朋さん(14)が、8月6日と7日に日本棋院東京本院で行われた「第45回文部科学大臣杯 少年少女囲碁大会」(中学生の部)で優勝し、初めて全国の頂点に立った。
神奈川県大会を勝ち抜き、同大会に出場したのは4回目。小学4年、6年、中学1年の時は予選で敗退していた。今回は「プレッシャーに負けず前向きに戦えた」と3戦を勝利して、本戦トーナメントの出場を決めた。
本戦1回戦は今まで一度も勝ったことのない相手との対戦だったが、「最後まで諦めない気持ちで臨んだ」。勝利を収めて2回戦、3回戦と勝ち進んだ。
迎えた決勝戦。「かなり緊張していた」というが、対局が始まると、「囲碁だけを考え、集中した」。福田さんは「最後まで諦めず、優勝につながったことがうれしかった」と振り返った。
福田さんは祖父が囲碁を打つ姿に興味を持ち、小学1年生の秋から始めた。小学生時代は麻生区にある「新百合子ども囲碁教室」に通った。
中学1年生の10月から日本棋院の院生研修を約1年半受け、プロの囲碁棋士を目指す子どもたちと切磋琢磨する日々を送った。「自分よりも強い相手と戦い、すごく刺激を受けた。『ここまで先を見て、こんな打ち方があるんだ』と学びが多かった」と福田さん。今後も囲碁を続け、さまざまな大会で上位を目指していく。
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